不逮捕特権解除で逮捕状請求 国際手配のガーシー どうなる?どうする?
おおまかな流れ
●ガーシーはインターネットの動画投稿サイトで著名人や実業家を脅したり中傷したりしたとして、脅迫や名誉毀損などの容疑で刑事告訴されていた。
●2022.7月、ガーシーはN党所属(現政治家女子48党)の参議院議員になるが、「不当逮捕の恐れがある」などとして滞在先のドバイから帰国せず一度も国会に登院しなかった。
●国会への欠席を続けたガーシーに対し、参議院は「議場での陳謝」の罰を与えた。
●ガーシーがこの「議場での陳謝」も拒否したことから、2023.3.15、国会議員の資格を失う「除名」が決定。
●憲法上、国会議員は国会の会期中は逮捕されないという「不逮捕特権」があるが、除名によりその特権が解かれたガーシーに対し、警察庁は即座に逮捕状の請求に至った。
逮捕状が出されたガーシーは16日、音声でのライブ配信で開き直り。
「命をとられるわけじゃあるまいし、そんなに心配しなくていい」
「誰かが言っているけど、死ぬこと以外はかすり傷だ」
「国家権力にどこまで挑んだらいいのか。日本を追い出され、帰国もできない」
「排除されて然るべき動きをとられたなと思っているし、日本には帰らない」
と帰国しない考え
立花党首は16日、自身のyoutubeで“まずガーシーは逮捕されない”
ガーシーは逮捕されません。日産のカルロスゴーンさん逃げましたよね。未だに捕まってないでしょ、これがほぼ答えです。まあ日本の警察はアメリカが支配しているような国なら捕まえれるんですよ。要はアメリカの影響力がない国っていうのは日本の警察がいくら逮捕したいとかと捕まえてくれって言っても無理です。
もうガーシーは二度と日本に戻ってこないと思いますので、日本の警察がドバイに行って彼を捕まえることもできないということです。日本の警察がドバイ政府にお金出しても、ドバイはお金でひっくり返るような国じゃないので、ドバイ政府が彼を引き渡すことはないです。
警視庁はパスポートの返納命令を外務省に要請、国際手配に向けた手続き
まず国際手配とは、国際刑事警察機構(以下ICPO)が加盟国(190ヶ国)の各政府を通じて被疑者、行方不明者等の捜索をするための制度。
犯罪人引き渡し条約を締結している国(日本の場合は、アメリカと韓国のみ)であれば引き渡しの義務が発生するが、そうでなければ、要請のみで相手国次第。日本との締結が少ない理由の一つとして日本には「死刑制度」があるために抵抗を示す国があるといわれている。
カルロス・ゴーンの場合は保釈中に自国のレバノンに逃亡、レバノンでは自国民を引き渡さない制度があるため、ガーシーとは状況が違う。
ガーシーが逮捕を免れるには、アメリカと韓国に行かなければひとまずは問題ない。ただ、他国で条約を結んでいなくても場合によっては身柄を引き渡されることもある。(ゴーンは逃亡先が自国だから逮捕されないのだろうが。。)
パスポートの返納命令が出されたので一定期間経つとパスポートは失効し海外に不法滞在している状態となる。期限が切れたらビザの延長はできないだろう。
結局ガーシーは逮捕されるのか?
極論を書くと、
⓵パスポート失効により不法滞在で強制送還→逮捕
⓶ドバイ政府が引き渡しには応じずにガーシーは逃げ続け逮捕されない
になるが⓶が濃厚。本気で逃げを考えるなら、国際手配されるまでに、北朝鮮やロシア、イランあたり、日本と国交のない国に行くなら警察もさすがに手を出せないかもしれない。
当選後、逃げも隠れもせず、日本に帰国して議員活動をしていれば逮捕は免れ続けていただろう。帰ってきて罪を償ったほうが幸せなのかもしれない。
こちらは私見であるため、間違いはご容赦願います。。。