元HKT 山本茉央(まお)さんが「政治家女子48党」から出馬した理由は?
2022年12月13日、NHK党、立花孝志党首が、
「ホリエモンとDJ社長と青汁王子が応援しAKBグループである元HKT48の山本茉央ちゃんが公認候補者として杉並区の選挙に挑戦する事が決定しています!政治家女子48党」と公表。
山本さん自身もツイッターで来年4月の統一地方選挙の東京・杉並区議選に「政治家女子48党」から立候補を表明。同党のコンセプトは「歌って踊れる政治家アイドルプロジェクト」で若者に政治に興味を持ってもらい、古い政治を変えることを目指すというもの。
13年の「第1回AKB448グループドラフト会議」でHKT48に加入、18年に卒業。以後YouTubeやTikTokでゴルフ関連の動画に登場するなどの活動をしていた山本茉央さん。
出馬を表明した山本さんと立花党首とのyoutubeでの対談内で、
立花党首:政治家とゴルフyoutuberてなるとめっちゃオファーくるよ!
山本さん:それっ!狙いたいです。
と発言していた。選挙に出るために必要なお金、人手、ノウハウがない中、勧誘に興味が湧いたこと、また、政治家活動とアイドル活動を両立させれるところ、名声をあげられることに魅力を感じたのであろう。
同党のHP、山本茉央さんのプロフィール欄では、
・若い方にも政治を広めたい
・今の政治の考えを変えたい
・インターネットからの投票を可能にしたい
・より良い住みやすい街にしたい…との記述。
以降、出馬活動を続けていたのだが、、、
元HKT 山本茉央(まお)さんが「政治家女子48党」からの出馬を辞退したのはなぜか?
2022年2月に結党し、山本さんはいち早く手を挙げ公認、トップアイドルだった経歴から党のシンボル的存在だったが、
『政治家女子48党』の活動を辞退させて頂く事となりました。活動していく中で様々な葛藤があり、このままの状態で続けていくことは杉並区民の皆様や同じ党で活動を行っている皆様にご迷惑をかけてしまうと思い、この決断に至りました」
若い世代が政治に関心を中々持てない、持たない中でこの政治家女子48党の活動に短い期間でも参加させて頂き、政治に対しての難しさ、課題、問題などを肌で感じさせて頂きました。この貴重な経験を忘れることなく、活動の場所は変われど私なりに杉並区民として色々な発信は続けていきたいと思います。応援して頂いた皆様、ありがとうございました。
と。突如、活動辞退を公表。(2023年3月13日ツイッターにて)
芸能界の活動を続けながら、名前を覚えてもらおうとチラシを配り積極的に活動していたものの、
「みてくれる方は多いいが、足を止めてくれるまでではない」
「人を引き寄せる力まだまだです」
「(政治家に)向いていない」と言われた。
と悲観、苦労しているところはツイッターにて見られた。
ネットアイドルとして活躍、グラビア写真集を出したこともある佐藤恵理子(えりい)上尾市議会議員も2022年7月、NHK党からの離党した。その理由としては、
当選しなくても票が集まれば集まるほど、交付金が入る仕組みになって当選する見込みもないままに選挙に駆り出されるということ。
多くの候補者を擁立したのは政党交付金目当てだったこと。
思想は関係なく、とりあえず候補者を乱立させた「選挙ビジネス」的な立花党首のやり方に違和感を覚えるようになったと発言している。
NHK党は若年層に人気のインフルエンサーを起用したり、アイドルだけが所属する政党を作ろうとしたりと、常識破りの戦略をとっている。その本質を悟り、党、または、党首に疑問を抱くようになったのではないだろうか。
山本茉央(まお)さんの今後は??
活動辞退のツイッターの文面で、
「活動の場所は変われど私なりに杉並区民として色々な発信は続けていきたい」
とあるように、同党活動は辞退したが、出馬自体を取り消しとは記述されていない。無所属、他党から出馬する可能性はあるかも知れない。
ただ、私も「若い人がどんどん出てほしい」と思っている。若者や女性など、新しい人を送り込むことにより、同調する若者の投票率は間違いなくあがるだろう。日本の政党はまだまだ女性の数は少ない。もし、山本さんがまだ政治に興味をもっているなら謙虚に、まわりに感謝しながら、地道に政治活動を続けていってほしいと思う。