【ガーシー逮捕】被害者と示談すれば不起訴処分の案件。福永活也弁護士が解説。

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✅”福永活也弁護士”が、逮捕→拘留→処罰の流れを解説!随時更新

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ガーシー帰国で逮捕!ガーシーの今後を福永活也弁護士が解説

著名人らを脅迫したなどとして逮捕状が出ていたガーシー。

23.6月4日、警視庁は、ガーシーが滞在先のドバイから帰国したところを身柄確保し逮捕した。

ガーシーと昔から交流のある福永活也弁護士。ガーシーが日本に帰国しているフライト時にも本人とメールでやり取りをしていたようだ。

この福永弁護士がプロの視点で「ガーシー帰国後の流れ」の解説、見解を随時UPしている。

どういう流れで帰国した?

ドバイに滞在できるゴールデンビザを所持していたが、インターポールの手配が青色から赤色に変わり拘束され、帰国に至った。

インターポール赤色手配は日本では、

六本木クラブ襲撃事件、交換留学先のシアトルで幼女に対する性的いたずらの事件、ビバリーヒルズで不動産屋の父親を刺殺した事件での容疑者3人のみ。

この残虐的なものと比較すると今回のガーシーへの赤色手配は異常。

本来ならば被害者と示談すれば不起訴処分でもいいような案件で示談できなくても執行猶予で終わらせればいいような話。

何が何でもガーシーを拘束して立件したいという強い意気込みのようなものを感じたと。

自首になるのか?

法的な意味での「自首」は捜査機関に犯罪事実と犯人は誰?が発覚していない状態で名乗りでることを指し、今回はそれにあたらず自首ではなく、出頭になる。

逮捕→拘留(もしくは留置)

拘留の条件は逃亡の恐れがあるとき。ドバイへ逃亡したガーシーは間違いなく拘留となる。

※更新

6/5(月)15:00、現在は湾岸署に留置されている。警察官が身柄を拘束できる時間は48時間。

その間に「釈放」か検察官に身柄を引き渡すかになる。

身柄を受け取った検察官は24時間以内に、また「釈放」するかどうかを決めるが、今回は恐らく、拘留請求されると思う。

その請求を裁判所が認めるかどうかの決定を下す。

◆被疑事実がある程度認められる

◆住所が定まっていないかどうか

◆証拠隠滅の可能性がある

◆逃亡の恐れがある

これらのうち1つでも満たせば、拘留が認められる。今回は間違いなく拘留が認められるだろう。

 

 

起訴、刑事裁判

拘留されてる状態で起訴されると「被疑者」から「被告人」に変わり、そのまま刑事裁判に進む。

この流れで釈放されることはないので、ガーシーから保釈請求をすることになる。

権利保釈は一定の要件を満たしていれば基本的に保釈される、裁量保釈という裁判所の裁量で保釈が認められるものがある。権利保釈は認められないと思うと。

保釈保証金は、逃亡した場合に没収される保証金。

一般的には100万~300万くらいだが、ガーシーはもっと高めとなるだろう。

社会的影響がかなり大きいこと、常習的な脅迫でyoutubeやオンラインサロンなりで、多額の収益を得ていた(営利目的)こと→動機が悪質とみなされ、実刑の可能性も考えられる。1年前後か!?

どういう起訴?

単純脅迫、名誉棄損、常習脅迫、詐欺(BTS)が考えれる。

メインは常習脅迫。ガーシーが暴露したことが真実であるかどうかは直接的な脅迫罪の成立には関係しない。

名誉棄損は、⓵公共性に関すること、⓶公益目的があること、⓷真実であること、この3つが満たされれば成立はないが、今回はそれにあたらず、名誉棄損は適用になる可能性は高いと。

 

執行猶予がつくかどうか?

こればかりはわからない。ガーシーなりに公益性のものと認識してたり、真実をもっての批判は、一定の公益性も含まれるのでは、と考え執行猶予になればよいなと。

示談に向けて動ける?

名誉棄損の場合は起訴までに刑事告訴を取り下げることができる。取り下げまでできれば免れる。

常習脅迫についても、示談したかどうかで大きく変えることはできる。

立花孝志がガーシーに示唆?

●●さんのことについて暴露してと指示したとの話があったようだが、そのあと実際に暴露するかどうかはガーシー次第。立花氏の共犯性はないだろう。

没収

犯罪から得た報酬もできるとなっている。動画で配信して収益を得てるので関連性の程度にもよるが、もしかして没収の対象になるかも。

税金の問題

ガーシーは1年以上ドバイに住んでおり非居住者となる。

国内に継続的施設等、なければ所得税は課せられないだろうが、国内のユーザーに対して配信していたオンラインサロンの売り上げなど、消費税は課せられるかも。

それを指摘された際は、収めるものは収めないと脱税の対象となる。

 

 

綾野剛の件

綾野剛が未成年と飲酒、淫行したという暴露。

綾野剛は立件されない。未成年者飲酒禁止法は一緒に飲んだ人は処罰されないから。

親権者や酒類を販売したものに処罰が下るから。

未成年者との性行為については通常は各都道府県の条例に準ずるが、東京や大阪であれば懲役2年以下になる。

ただ時効は3年なので時効になる。

ただガーシーの刑事裁判が進んでいく中で、暴露の内容が真実であった場合の、それを批判するための目的での暴露か、事実無根の暴露だったのか、で情状は大きく変わる可能性はある。

真実か虚偽かを審査する流れで裁判所が進めていくのであれば、場合により綾野剛さんサイドに法廷に出てきてもらい証人尋問することも考えられる。

そうすると綾野剛さんも刑事裁判に引っ張り出されて被害者の立場でありながら、尋問をうけることになれば、手間もかかるし、真実の認定がされれば、タレントとして社会的評価の低下に関わるので、どこかのタイミングで示談して、綾野剛さんの件に関しては立件を見送るかも。

親交のある福永弁護士、ガーシーに対しての想い

刑事裁判がはじまっていくなかで被害者の方と示談できるところは示談して、認める罪はみとめて償い、執行猶予を獲ってもらえればと。

あらためて日本に住めることになるので、今度こそ脅迫てきな言動ではなく、社会の闇を正していくという真っ当な活動に期待、応援したいと。

オンラインサロンはユーザーがクレジット払いで課金するシステムだが、カード会社に課金を止めるよう指示があったともいわれており、収益もなくなっている可能性もあり。

そのこと含め、今回帰国されること自体は良かったんじゃないかなと。

日本に友達もご家族もいるしずっとドバイにいるわけにもいかない。一度帰国して罪を償うことは正解じゃないのかなと語った。

 

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